2006年 11月 04日
道のり (4)
また続きです 15日から仕事に入り
仕事にあわせてまたまた 移動するので
早く終わらせなくちゃ・・・と思いつつ
内容が内容だけに あまりさっさと書けません・・・
降ってわいたような重苦しい日々に耐えられず、暮らし向きのことも考えて
仕事を探しました。けれど、若くはないし、何よりもまだ幼稚園児がいます。
求人広告を見るうちに、簡単には収入を得る道がないのに気づきます。
「ホステス募集」・・・これなら子どもが寝るころ行けばいい。でも・・・
私はお酒はほとんど飲めません。それに年齢だって・・・
鬱々と日を過ごしていたある日、繁華街に買い物に行ったときのこと。
求人広告で見た店の前を通りました。あ!と思って気づいたら次の瞬間に
「私でも、ここで雇っていただけるでしょうか?」と、店の前にいた人に尋ね
る自分がいました。思えば、それほど気持ちは切羽詰っていたのです。
「いいですよ。じゃ、面接しましょう」といって通され、見せられた場所は
不思議な雰囲気のところでした。私の日常にはない、華やかで一種の
妖しさを秘めたインテリアと照明。その中の自分を想像して、どきどき
したことを覚えています。そしてあっさりと採用され「明日からでも」と
言われ驚きと不安の入り混じった気持ちで帰宅しました。
その日は面接に行く気など全くなく、しかもそんなところに行くなんて
考えてもいないことでした。さらに、真夏のことで服装は短パンにTシャツ。
車で出かけた買い物で、すぐ帰るつもりでしたから、これには自分でも
あとで冷汗が出る思いでした。よく採用されたものです。この日から
私のもっと冷や汗ものの日々が始まりました。最も私に似合わない
職業に就いた、珍道中の日々(いや、夜々です)
そうして始まったホステス稼業(欲する、徹するといって、稼ぎたかったら
徹底して頑張れというホステスという仕事、と教えられました)
お酒が飲めないので、ウーロン茶ばかり毎晩たくさん飲みました。
お客様は酔っ払っていても、私はしらふ。でも、元来ノーテンキの天然ボケ
といわれていた性格がここでは生きて、指名のお客さまがぽつぽつと、
気がついたら、お給料もどんどん上がるようになっていました。
今日はこの辺で・・・読んでくださっている方が、思わぬ方向に展開して
びっくりなさっていると思います。けれど、これが私の人生なのです・・・
by neko_pen
| 2006-11-04 22:10
| 人生