道のり (5)

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長々と こんなつまらないお話にお付合いいただき
恐縮です ただ 本人はここを通り過ぎないと

人生次に進めないような 気持ちになっております
何日かで終わらせますので その時まで無視して

元に戻ったときにまた いらして下さっても
そこではまた こころ和む日々を ご一緒ください
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さて、いわゆる水商売の世界では実にさまざまなことに遭遇します。
見聞きしたことも、これまでの専業主婦の日々からは考えられない
世界でした。でもそれも今思うと毎日が戦場のようでありながら、何と
人間くさい心がジーンとする世界だったことでしょう。今、これを
読んでくださっている、ごく普通にお暮らしの奥さまには、こんな過去を
語る私、こんな経歴を持つ私の心のうちを測り知れない、と思われる方も
あるかもしれませんが、これらの道を辿ってきたからこそ、今の私があり
どんなに心を成長させてもらったか、ひたすら感謝の気持ちです。
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当時はバブル景気の頂点は過ぎていても、まだまだ日本中が浮かれて
いるころです。3人の子どもを持つ、母子家庭の母は昼と夜とでは180度
異なった世界を生きていました。心の中では子ども達をきちんと
育て上げるまでは、どんなに辛くてもこの仕事以外に高収入はありえ
ないのだから頑張ろう!と、闘志満々で通勤していました。
お客さまは会社では企業戦士、そろそろ中年の悲哀漂うおじさまたちが
接待で来店されたり、また個人で見える方もありましたが、それぞれ
会社とご家庭の間で、ちょっとリラックスしてという方が多かったようです。
私は周りを観察して、自分なりに接客の方法も工夫し、何よりも話題に
ついていけるように努力しました。普通なら、隣り合わせに坐って話を
するなんて出来ないような、企業のトップの方などとも話す機会が多い
のですから、話題や話術をこっそりと勉強もしました。






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それまで思っていたよりずっと多い初めてのお給料の額に驚きながらも
嬉しかったものです。けれど、ずっと後でわかったことは、素人の私の
そのお給料は随分安かったのです。その後どんどん頑張って毎月のように
ご指名いただくお客さまの増加と比例して給料の額は増えました。ここで
何年もかけて私が学んだことは、どんな仕事にも貴賤はなく、どんな仕事も
人が相手である限り、誠実さと謙虚さは不可欠だということ。相手は大抵
の場合酔っ払いの事が多く、でもそういうときだからこその本音が見えたり
するものです。「男性は大変だなあ」と、つくづく世の働く男性に思いました。
それに比べて、幼稚園の送り迎えのときに何時間も道端でおしゃべり
しているお母さん達に教えてあげたいほどでした。どんなに遅く帰っても、
朝、子ども達にお弁当を作って送って行く私は、そのころ父親と母親の
両方の役目を兼ねていましたから。
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by neko_pen | 2006-11-05 15:07 | 人生

いよいよ 春から自由人になります


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