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冬の京都 ⑩ 子どもの頃からそこにあった

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さて たった2泊3日の 私の京都思い出巡り旅
見るところがたくさんある京都で 時間がとても足りません
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いつも利用するホテルのそばに この教会があります
カトリック河原町教会です
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私が物心ついたころから ここにある教会です
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小学校に上がる前 まだTVではなく ラジオから
神父さまの ちょっとたどたどしい日本語で 
「カトリックの時間」(かな?)が よく流れていました 
大きくなって初めて教会を見て「ここだったのか」と思ったものです

今も 同じ場所に変わらずある 教会のステンドグラスに
訪れるたび 心が安らぐのです

10回に分けて 今回歩いた場所をごらんいただきました
たくさんたくさん いい風景がある中で 私の暮らしていた近くを歩いてみただけの写真に
おつきあい ありがとうございました 
↓ の「More」で このたびの京都はおしまいにさせていただきます





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帰郷したとき 四条小橋のそばで
昔と同じたたずまいで まだあった 喫茶店
それは 今の「カフェ」とは違う雰囲気の まさに「喫茶店」

前に立つと アルバイト学生の頃が 鮮やかに蘇ります
バイト先のデパートには 同志社や立命館の人が
私と同じように アルバイトに来ていました

彼のところに 毎日のように伝票のハンコを貰いに行くうちに
その仕事の時間が 楽しみになり 心待ちする様になりました

クリスマスイヴの それももう夕方です
「今夜 どこかに行くの?」…ドキドキ…♪

初めてのデートが この喫茶店でした
緊張して 何も言えずにいる私に 彼が言いました
「まぁ ちょっとそこへ ソワレ」

このお店の名前は 「ソワレ」といいます
私の緊張はいっぺんに解け 和やかな時間を過ごしました

ず~っと 憧れていた人との 想い出の喫茶店…
普段は忘れていた 45~6年前のことが
懐かしく 頭の中に 駆け巡りました

昔のまま 残っているこの昭和モダンなお店・・・
中は 東郷青児の絵があって ブルーの照明も
ひまわりの木版画も 何ひとつ変わらずあり

「珈琲の香にむせひたるゆうへより
         ゆめみるひととなりにけらしな」
という 吉井勇の歌も そのままです

4回(年)生で 就職試験を控えたのっぽの彼と 
まだ 20歳になる前の ちびでやせっぽちだったころの私の 
夢のような いとおしい思い出です

いつも ドキドキしながら 彼の視線を頭の上のほうに感じ
文字通り 背伸びをして 夢見る恋をしていた つぼみの私

・・・あのころ 今の自分を 想像もしていませんでした…^^
by neko_pen | 2009-02-21 08:58 | お出かけ 散歩

いよいよ 春から自由人になります


by neko_pen